CG業界の様々な職種をご紹介します

CGデザイナーの様々な職種

CGデザイナーの仕事を思い浮かべた時に映画やCMやテレビ番組などが真っ先に浮かんでくると思います。ハリウッドの大作映画などを観ると映画の終わりに出演者やスタッフの名前が流れますが、その中でもCGデザイナーの数がひときわ多いことに驚かれた経験もあるのではないでしょうか。
いまではこのような大作映画はもちろんテレビ番組のオープニングタイトルなどの細かな場面でもCGデザイナーの仕事が必要になっていますし、ちょっと見ただけでは手描きで作られているようなアニメーションにも相当の量のCGデザイナーの作業があって成り立っているのが現実です。このように一見CGデザイナーが関係なさそうな仕事に見えても、さまざまな場面でCGデザイナーの仕事を垣間見ることができます。

CG映像クリエイターの仕事

CGデザイナーの仕事の中でも中心的な存在と言えるのが「CG映像クリエイター」の仕事ではないでしょうか。様々な種類のCGを盛り込んで独特でファンタスティックな映像美を創出するのがこの仕事です。先述したように映画には欠かせない存在になっていて、オールCGの作品では数千人単位のCGデザイナーが関わっていますし、普通の映像に見える映画でも数多くのCG映像クリエイターの仕事が入っています。
映画のほかにもCMやテレビのドラマやバラエティでもCGデザイナーが関わって作品作りをしていますし、ミュージックビデオやウェブで使われている映像作品のコンテンツにも欠かせない存在になっています。

CGアニメーターの仕事

アニメーションの世界は最近急速なデジタル化が進んでいて、オールCGのアニメーションも海外だけでなく日本でも作られるようになってきました。オールCGの作品になると原画も動画も背景画もすべてCGで作られているため、多くのCGデザイナーが仕事の現場で作業しています。アニメーションの監督がCGに詳しくない場合でも、監督の意図をくみ取ってCGでいかに生き生きとした登場人物の動きを表現するか、魅力的な表情をさせるかはCGデザイナーの腕の見せどころです。

他にもあるたくさんの仕事

他にもCGデザイナーが活躍できる仕事はたくさんあります。例えば「CG映像ディレクター」はCGデザイナーたちの能力を引き出して高いレベルのCG映像の表現を作り出す一方で、予算や時間などの現実的な制限内で作り上げるマネージメントもする総合的な能力が必要な仕事です。
また「キャラクターデザイン」も新たなCGデザイナーの仕事です。キャラクターはテレビ番組や映画の人気や興行収入などを直接左右するほど重要な仕事ですので、ただ外見を決めるだけではなくそのキャラクターの性格や細かな設定まで練りこんでからキャラクターを立ち上げて行きます。「サウンドクリエイター」「映像編集クリエイター」などもCGデザイナーの仕事です。今後もますます活躍の場所を増やしていくのではないでしょうか。